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ITCコラム - 地方創生とITについて

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地方創生とITについて2016/12/14 12:53 pm

「地方創生」が発表されてはや2年。国、県、市町村と、各レベルにおいて様々な施策が実行されています。「地方創生」とは、既知の通り“ひと”“まち”“しごと”の東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策です。地方に住む私たちにとってはとても重要なテーマです。

今月、ITコーディネータ宮城会では、「地方創生におけるIT利活用のアイデアについて」と題して勉強会を実施しました。人口減少による産業の衰退や行政サービスの低下、地域の安心・安全な暮らしの維持や、医療・福祉レベルの低下など、さまざまな課題を解決し、地方に賑わいと活気を取り戻すために、ITは何ができるか?どう活用すべきか?を考えてみました。今回のコラムではその時のディスカッションの内容を一部ご紹介します。

東北、特に太平洋沿岸は震災からの復興も大きなテーマです。復興から新たなステージに進んでいくことは“創生”に他なりません。被災地でもある東北地域の、まずは復興、そして創生した姿とはどんな姿なのか?ゴールとは?を考えてみました。人によってゴールの考え方は異なるでしょう。もちろん産業が栄えるという経済面もあります。人口減少に歯止めのきかない現状を踏まえると、ゴールとは“ひと”が住みたくなる、“ひと”がやってくる「素晴らしい土地」になることなのでは?ということが皆の一致した意見です。

住みたくなるには、まずはその地方の良さを知ってもらわなければなりません。つまりは、交流人口の増加が最初のステップなのではないかということとなり、ではどうやって地方に観光客をよぶのか?という話題になりました。

国内からの観光客にも来てほしいですが、なんといっても最近ではインバウンドで活性化した地域の話を多く耳にします。外国人観光客をよぶのに成功した事例ということで話題になったのが、宮城蔵王の「キツネ村」。普通は人になつかないキツネに触れ合えるところは世界中ここだけ!ということで外国人の方がこぞって訪れているのだそうです。日本人がオーストラリアにコアラを抱きに行くのに感覚が似ているのでしょうか?ただ、ご存じのようにキツネ村に行くには公共の交通は不便で、タクシーで回るにも距離があり、爆発的に観光客が増えない理由はそこにありそうです。  

他にも、町全体としてインバウンド人口が増えた事例として兵庫県の城崎温泉の例を紹介してくれたメンバがいました。冬は温泉街として日本人観光客が増えるものの、それ以外の季節は閑散としていた城崎温泉ですが、自治体その他町全体の努力で、4年で30倍の外国人観光客が来るようになったとか。その工夫の例としては・・・

 ・集客対象として個人旅行の欧米人にターゲットを絞り
・外国人向けに数か国語で紹介したり、予約できるサイトを開設
・旅館の予約サイトに「カニプラン」と「但馬牛プラン」を発信し、日本人はカニを好むが外国人は牛を好む傾向を発見し、「但馬牛」押しに!
 ・地域にはWi-Fiスポットを完備して、そこから観光客の動きをトレースし、徹底的に好みと動きを分析   
・夜に外出したい外国人向けにお土産屋さんの営業時間を夜までにする などなど  
観光客が増えて活性化したことはもちろん、おかげで冬場しか働く場所がなかった人達にも、安定した労働環境を提供することができるようになったのだそうです。

 さて、わが東北には、外国人が訪れたくなるようなどんな資源と魅力があるのでしょうか?

あるメンバが熱く語ってくれました。「三陸の海はフランスのプロヴァンスに負けない魅力がある」と。プロヴァンスは地中海に面した地方で、渓谷を有する河川、大フラミンゴなど400種を超える野鳥、形に特徴のあるサント・ヴィクトワール山、海岸では20キロメートルの海岸線の崖の狭い入り江、水中洞窟。カンヌ映画祭でも有名です。
 美しい自然なら、わが故郷、三陸も負けません。しかし、現在の三陸は岩手から宮城まで街が点在していて、それぞれの独立性が高く、ひとつひとつが小さくて、訴求力が弱いのが弱点。そこで、沿岸部の町々個別でなく、三陸全体を「地方」として連携アピールし、かつ各業種連携により、全体をブランド化させることによって、交流人口を拡大させたい!
これを「三陸マリンランド構想」としてぜひ実現したいのだ、とその思いを語ってくれました。企業ITコーディネータでもあるこのメンバは、地方創生という大きな目的のために、この「三陸マリンランド構想」という旗印のもと、各業種、関係団体との連携を深める活動を推進されています。

 最後に、ではITは何ができるのか?という話題に移りました。ITの強みは情報発信、ビッグデータの分析、人をつなぐというようなところで発揮します。東北地方は、西日本に比べて情報発信が弱いという傾向があります。情報発信こそITの得意分野ではないでしょうか。情報発信で人をよぶきっかけを作り、そしてそこに蓄積されたデータを徹底的に分析して戦略をたてるためのベースにする。そのほかにも人と人のつながり、町と町とのつながり、業者と業者のつながりなど、ヨコのつながりを作る。こういった場面でITは大きく貢献できるのではないか?とアイデアがわき始めたところでお時間に。

ITはなかなか主役にはなれませんが、しかしIT無くして今のご時世は何もできません。
ITがなにか「コト」を始めるお力になれるよう、まずは地方創生への想いを共有できる仲間とディスカッションできたことはとても貴重な時間となりました。

-sekiguchi-

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