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ITCコラム - 新東京生活

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新東京生活2015/06/12 6:40 pm

 私事であるが、4月から東京勤務を命ぜられ、住居を探した時のことである。
弊社では、希望条件を会社指定の不動産会社に送付し、不動産会社からメールで物件を
紹介される仕組みである。希望条件として、沿線・通勤時間・入居希望日・広さ・間取り・
賃料・こだわり条件などがリクエスト可能で、今回は、転勤期間が未確定なこともあり、
こだわり条件に「家具・家電付」を指定し、おかげさまで多くの不動産会社から紹介を
いただいた。

 さて、今回のリクエストを「RFP」に置換え、RFP作成と提案評価の手順を述べる。
 今回は「転勤先住居調達のためのRFP」である。

 RFP作成にあたり、まず、背景・目的・狙いを定める。
 ◇背景
   東京転勤に伴い転居することとなり、会社手続きに沿った転居先住居の調達が
   必要となった。
 ◇目的・狙い
   ―撒錣話韻覆訖臾仮貊蠅任呂覆、癒しの場、ストレス開放の場でもあることから、
    安心・安全・快適な空間を入手したい。
   通勤では、個人的に通勤ラッシュが苦手であることと、首都圏交通網は、近年、
    接続路線が延び、運行が不安定であることから、勤務先から近距離が望ましい。
   ただし、勤務先は事務所以外に顧客先の場合がある。
   づ抄亟間が未確定のため、住居は賃貸とし、不要な家具・家電の購入を避けたい。
   ダ臑罎箸瞭鷭点験茲箸覆襪海箸ら、極力、賃料含めた出費は押さえたい。
     などなど
 ◇対策
   ^多粥Π汰粥Σ適な空間を入手したい   ⇒ 上層階・治安などリスクが低いこと
   通勤ラッシュや帰宅難民は避けたい    ⇒ 通勤時間と距離が短いこと
   6侈垣茲、事務所以外に顧客先など多方面 ⇒ 複数路線など交通便利なこと
   づ抄亟間が不明             ⇒ 極力新品の家具・家電付であること
   ソ佝颪詫泙┐燭ぁ            、諭―藉・月額費用トータルで判断
     などなど

 次に提示する要件項目とそれぞれの優先度(必須・オプション)を決定する。
 ◇要件事項と優先度
   ・必須条件は、入居日:「赴任日以前に入居できること」である。
   ・要求事項は、立地・環境:「沿線、通勤距離、生活環境、治安、地盤」など
          住居自体 :「広さ、間取り、方角、階数、賃料、設備」など
    であり、優先順位はあるものの、バランスと代替手段で検討余地のある条件である。
    例えば「遠いが広くて家賃は5千円安い」と「近いが狭くて家賃は5千円高い」
       「家電付物件の家賃と家電リース代含めた家賃がほぼ同額」などである。
 ◇提示する要求事項
   ・上記から、不動産会社に提示する要求事項と、自身で調査する項目に分類する。
   ・例えば、要件は「通勤時間は自宅から会社まで(=door to doorで)60分」
    であっても、多くの場合、物件紹介では「最寄駅までの徒歩時間」情報しか
    入手できない。
   ・また「生活環境・治安・地盤」などは、ハザードマップや地域の情報サイトからの
    情報入手が必要である。

 最後に提案に対する評価方法を、目的・狙いが実現できるかの観点で決定する。
 ◇評価方法 
   優先度1 通勤時間・距離(通常:乗換回数・徒歩時間、深夜:タクシー料金)
   優先度2 築年数・設備 (築年数、家具家電有無・無ならリース代含め想定家賃内)
   優先度3 利便性    (代替交通手段・路線数、スーパー・コンビニ)
   優先度4 リスク対策  (階数、地盤・水害、治安)
   優先度5 費用     (引越しに必要な買出し、共益費含め○円以下、付帯料金有無)
     などなど

 今回は、即断即決が必要であり、また、会社手続きであったため、不動産会社には
目的・狙いまでは伝えず、また、質疑応答も実施しなかった。このため、紹介いただいた
物件には、要件に沿わない物件も含まれていた。また、優先度1〜4を重視すれば、費用は
上がるわけで、このバランスが悩みところであった。

 IT調達の実務では、目的・狙いを明記することで、より要件にマッチした提案が得られる。
一方、必要最低限の内容を提示し、その後のQA内容で、提案先の技量を見極める方法もある。
 これらRFPの作成に関しては、ITC諸氏の得意分野であり、IT調達を検討されている方々には、
一度ご検討いただければと考える。


 ちなみに、住居の最終候補は、
  A「とても近くて、少々狭いが、家具家電付の築1年の賃貸マンション」
  B「少し遠くて、とても広く、皿や掃除機まで付いた築3年の賃貸マンション」
 であり、いづれも予算オーバーではあるものの、多少賃料の安いAを調達した。
 仙台に戻る日を夢見つつ、東京生活を始めたところである。

                                   原 秀文

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