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ITCコラム 地方創生とITについて 2016/12/14 12:53 pm

「地方創生」が発表されてはや2年。国、県、市町村と、各レベルにおいて様々な施策が実行されています。「地方創生」とは、既知の通り“ひと”“まち”“しごと”の東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策です。地方に住む私たちにとってはとても重要なテーマです。

今月、ITコーディネータ宮城会では、「地方創生におけるIT利活用のアイデアについて」と題して勉強会を実施しました。人口減少による産業の衰退や行政サービスの低下、地域の安心・安全な暮らしの維持や、医療・福祉レベルの低下など、さまざまな課題を解決し、地方に賑わいと活気を取り戻すために、ITは何ができるか?どう活用すべきか?を考えてみました。今回のコラムではその時のディスカッションの内容を一部ご紹介します。

東北、特に太平洋沿岸は震災からの復興も大きなテーマです。復興から新たなステージに進んでいくことは“創生”に他なりません。被災地でもある東北地域の、まずは復興、そして創生した姿とはどんな姿なのか?ゴールとは?を考えてみました。人によってゴールの考え方は異なるでしょう。もちろん産業が栄えるという経済面もあります。人口減少に歯止めのきかない現状を踏まえると、ゴールとは“ひと”が住みたくなる、“ひと”がやってくる「素晴らしい土地」になることなのでは?ということが皆の一致した意見です。

住みたくなるには、まずはその地方の良さを知ってもらわなければなりません。つまりは、交流人口の増加が最初のステップなのではないかということとなり、ではどうやって地方に観光客をよぶのか?という話題になりました。

国内からの観光客にも来てほしいですが、なんといっても最近ではインバウンドで活性化した地域の話を多く耳にします。外国人観光客をよぶのに成功した事例ということで話題になったのが、宮城蔵王の「キツネ村」。普通は人になつかないキツネに触れ合えるところは世界中ここだけ!ということで外国人の方がこぞって訪れているのだそうです。日本人がオーストラリアにコアラを抱きに行くのに感覚が似ているのでしょうか?ただ、ご存じのようにキツネ村に行くには公共の交通は不便で、タクシーで回るにも距離があり、爆発的に観光客が増えない理由はそこにありそうです。  

他にも、町全体としてインバウンド人口が増えた事例として兵庫県の城崎温泉の例を紹介してくれたメンバがいました。冬は温泉街として日本人観光客が増えるものの、それ以外の季節は閑散としていた城崎温泉ですが、自治体その他町全体の努力で、4年で30倍の外国人観光客が来るようになったとか。その工夫の例としては・・・

 ・集客対象として個人旅行の欧米人にターゲットを絞り
・外国人向けに数か国語で紹介したり、予約できるサイトを開設
・旅館の予約サイトに「カニプラン」と「但馬牛プラン」を発信し、日本人はカニを好むが外国人は牛を好む傾向を発見し、「但馬牛」押しに!
 ・地域にはWi-Fiスポットを完備して、そこから観光客の動きをトレースし、徹底的に好みと動きを分析   
・夜に外出したい外国人向けにお土産屋さんの営業時間を夜までにする などなど  
観光客が増えて活性化したことはもちろん、おかげで冬場しか働く場所がなかった人達にも、安定した労働環境を提供することができるようになったのだそうです。

 さて、わが東北には、外国人が訪れたくなるようなどんな資源と魅力があるのでしょうか?

あるメンバが熱く語ってくれました。「三陸の海はフランスのプロヴァンスに負けない魅力がある」と。プロヴァンスは地中海に面した地方で、渓谷を有する河川、大フラミンゴなど400種を超える野鳥、形に特徴のあるサント・ヴィクトワール山、海岸では20キロメートルの海岸線の崖の狭い入り江、水中洞窟。カンヌ映画祭でも有名です。
 美しい自然なら、わが故郷、三陸も負けません。しかし、現在の三陸は岩手から宮城まで街が点在していて、それぞれの独立性が高く、ひとつひとつが小さくて、訴求力が弱いのが弱点。そこで、沿岸部の町々個別でなく、三陸全体を「地方」として連携アピールし、かつ各業種連携により、全体をブランド化させることによって、交流人口を拡大させたい!
これを「三陸マリンランド構想」としてぜひ実現したいのだ、とその思いを語ってくれました。企業ITコーディネータでもあるこのメンバは、地方創生という大きな目的のために、この「三陸マリンランド構想」という旗印のもと、各業種、関係団体との連携を深める活動を推進されています。

 最後に、ではITは何ができるのか?という話題に移りました。ITの強みは情報発信、ビッグデータの分析、人をつなぐというようなところで発揮します。東北地方は、西日本に比べて情報発信が弱いという傾向があります。情報発信こそITの得意分野ではないでしょうか。情報発信で人をよぶきっかけを作り、そしてそこに蓄積されたデータを徹底的に分析して戦略をたてるためのベースにする。そのほかにも人と人のつながり、町と町とのつながり、業者と業者のつながりなど、ヨコのつながりを作る。こういった場面でITは大きく貢献できるのではないか?とアイデアがわき始めたところでお時間に。

ITはなかなか主役にはなれませんが、しかしIT無くして今のご時世は何もできません。
ITがなにか「コト」を始めるお力になれるよう、まずは地方創生への想いを共有できる仲間とディスカッションできたことはとても貴重な時間となりました。

-sekiguchi-

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ITCコラム 「攻めのIT経営中小企業百選」の今年度の募集が始まりました 2016/09/20 9:28 am

「攻めのIT経営中小企業百選」の今年度の募集が始まりました。

【経済産業省のホームページ】
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/it_keiei/100sen.html


IT利活用に積極的に取り組む中小企業を3年間で100社選定する計画の最終年度です。
これまでの2年間で60社選定されていて、残りは40社。ITコーディネータが支援している企業も多く選定されています。

【ITコーディネータ協会のホームページ】
http://www.itc.or.jp/news/post_20150238.html

ITコーディネータ協会が事務局を担当していて、日本政策金融公庫様等からの、ご紹介企業に対する応募書類の作成支援も行っています。
昨年度に応募書類の作成を、お手伝いした企業様が選定されたこともあり、6月9日に行われた選定企業発表会に同行させていただきました。3か月前のことになりますが、今年度の募集も始まりましたので、発表会の雰囲気などを報告します。

発表会では「攻めのIT経営銘柄2016」と「攻めのIT経営中小企業百選2016」の選定企業が発表されました。会場は丸の内の丸ビルホール、主催は経済産業省と東京証券取引所です。

主催が東京証券取引所なのは「攻めのIT経営銘柄」を経済産業省と東京証券取引所とが共同で選定しているためで、経済産業省のニュースリリースには「我が国企業の戦略的IT利活用の促進に向けた取組の一環として、平成26年度から、東京証券取引所と共同で「攻めのIT経営銘柄」を選定し、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業として紹介することを通じ、「攻めのIT経営」の取組を促進することを目指しています。」とあります。東京証券取引所に上場している企業が対象で、中小企業百選とは異なり、毎年、全上場企業にアンケート調査を行い、基準を満たした企業を選定するので、何社かは2年連続して銘柄選定されています。なお、調査項目のスコアリング項目として、次の5つがあげられています。

 機シ弍鎚針・経営計画における企業価値向上のためのIT活用
 供ゴ覿伐礎邑上のための戦略的IT活用
 掘ス兇瓩裡稗垠弍弔鮨篆覆垢襪燭瓩梁寮及び人材
 検ス兇瓩裡稗垠弍弔鮖戮┐覺霹彭取組み
 后ゴ覿伐礎邑上のためのIT投資評価及び改善のための取組み


 当日のプログラムは、主催者挨拶、選定説明、選定企業の発表・表彰と続き、基調講演2題、「攻めのIT経営銘柄2016」選定企業によるパネルディスカッション、「攻めのIT経営中小企業百選」選定企業の取組紹介という構成でした。

パネルディスカッションでは、銘柄選定された企業3社のIT部門の責任者や執行役員のかたが登壇され、IT経営の取り組み内容や成功要因などについて議論が行われました。企業に所属しているITコーディネータとして情報部門に提案している立場からは、利用するIT技術(クラウド、IoT、データ分析など)には身近なものがあり、それを経営戦略や企業価値向上と、どう関係づけるかという点で参考になりました。

取組紹介では、2015年の百選選定企業から2社、代表取締役が自社の取り組みを紹介されました。
1社は、制服やユニフォームに社名や名前を刺繍する企業で、Webでの注文受付、加工指示、加工データの刺繍自動機(ミシン)へ投入という一連の業務をITでつないで刺繍加工という労働集約型の仕事をトータルにシステム化して収益があがる企業モデルを確立しています。ミシンメーカやソフトウェア会社と組んで加工作業を合理化したことがきっかけということですが、注文の内容を正確に反映させるようするために、出来上がりのイメージを注文時にWeb上で見せるとか、入力された要望内容を加工側に伝えるとかITを活かした工夫をされていました。
もう1社は、訪問介護や通所施設運営などの介護事業に取り組んでいる企業で、労働負担が大きく、離職・労働移動率の高さが問題となっているなかで働きやすい職場環境作りにITを活用しています。お子さんを持つ職員のかたが働ける時間に働く、お子さんが病気になったときに休める、子育て後に復帰できるという職場づくりをされています。人手不足のなかで、いつ休んでもいいよということは大変なことだろうと想像できますが、お子さんを持つかたにとっては、休めない職場では安心して働けないので、起業時には、人材確保のためにも必要なことだったということでした。クラウド上で日報を運用しiPhone,iPadで日報情報を共有することで確実な引き継ぎと管理者の迅速な判断を可能にしています。「気づきカード」をこまめに写真にとってクラウドにあげるなど、お互いさまで休めるように、クラウド環境を活用していました。

2社とも厳しいといわれる業種のベストプラクティスとして選定されたわけですが、他社がIT部分だけをまねても同じ結果にはなりそうにありません。Web受注やクラウドなしではできなかったことですが、メーカやソフトハウスと連携する行動力、電話ひとつで休める職場作りという理念などが、たぶん重要なのだろうと思います。
日本を支えてるいるのは中小企業だといわれていますが、その理由がわかったような気がしました。
今年度また、どのような企業が選定されるか楽しみです。

内山健

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ITCコラム 新東京生活 2015/06/12 6:40 pm

 私事であるが、4月から東京勤務を命ぜられ、住居を探した時のことである。
弊社では、希望条件を会社指定の不動産会社に送付し、不動産会社からメールで物件を
紹介される仕組みである。希望条件として、沿線・通勤時間・入居希望日・広さ・間取り・
賃料・こだわり条件などがリクエスト可能で、今回は、転勤期間が未確定なこともあり、
こだわり条件に「家具・家電付」を指定し、おかげさまで多くの不動産会社から紹介を
いただいた。

 さて、今回のリクエストを「RFP」に置換え、RFP作成と提案評価の手順を述べる。
 今回は「転勤先住居調達のためのRFP」である。

 RFP作成にあたり、まず、背景・目的・狙いを定める。
 ◇背景
   東京転勤に伴い転居することとなり、会社手続きに沿った転居先住居の調達が
   必要となった。
 ◇目的・狙い
   ―撒錣話韻覆訖臾仮貊蠅任呂覆、癒しの場、ストレス開放の場でもあることから、
    安心・安全・快適な空間を入手したい。
   通勤では、個人的に通勤ラッシュが苦手であることと、首都圏交通網は、近年、
    接続路線が延び、運行が不安定であることから、勤務先から近距離が望ましい。
   ただし、勤務先は事務所以外に顧客先の場合がある。
   づ抄亟間が未確定のため、住居は賃貸とし、不要な家具・家電の購入を避けたい。
   ダ臑罎箸瞭鷭点験茲箸覆襪海箸ら、極力、賃料含めた出費は押さえたい。
     などなど
 ◇対策
   ^多粥Π汰粥Σ適な空間を入手したい   ⇒ 上層階・治安などリスクが低いこと
   通勤ラッシュや帰宅難民は避けたい    ⇒ 通勤時間と距離が短いこと
   6侈垣茲、事務所以外に顧客先など多方面 ⇒ 複数路線など交通便利なこと
   づ抄亟間が不明             ⇒ 極力新品の家具・家電付であること
   ソ佝颪詫泙┐燭ぁ            、諭―藉・月額費用トータルで判断
     などなど

 次に提示する要件項目とそれぞれの優先度(必須・オプション)を決定する。
 ◇要件事項と優先度
   ・必須条件は、入居日:「赴任日以前に入居できること」である。
   ・要求事項は、立地・環境:「沿線、通勤距離、生活環境、治安、地盤」など
          住居自体 :「広さ、間取り、方角、階数、賃料、設備」など
    であり、優先順位はあるものの、バランスと代替手段で検討余地のある条件である。
    例えば「遠いが広くて家賃は5千円安い」と「近いが狭くて家賃は5千円高い」
       「家電付物件の家賃と家電リース代含めた家賃がほぼ同額」などである。
 ◇提示する要求事項
   ・上記から、不動産会社に提示する要求事項と、自身で調査する項目に分類する。
   ・例えば、要件は「通勤時間は自宅から会社まで(=door to doorで)60分」
    であっても、多くの場合、物件紹介では「最寄駅までの徒歩時間」情報しか
    入手できない。
   ・また「生活環境・治安・地盤」などは、ハザードマップや地域の情報サイトからの
    情報入手が必要である。

 最後に提案に対する評価方法を、目的・狙いが実現できるかの観点で決定する。
 ◇評価方法 
   優先度1 通勤時間・距離(通常:乗換回数・徒歩時間、深夜:タクシー料金)
   優先度2 築年数・設備 (築年数、家具家電有無・無ならリース代含め想定家賃内)
   優先度3 利便性    (代替交通手段・路線数、スーパー・コンビニ)
   優先度4 リスク対策  (階数、地盤・水害、治安)
   優先度5 費用     (引越しに必要な買出し、共益費含め○円以下、付帯料金有無)
     などなど

 今回は、即断即決が必要であり、また、会社手続きであったため、不動産会社には
目的・狙いまでは伝えず、また、質疑応答も実施しなかった。このため、紹介いただいた
物件には、要件に沿わない物件も含まれていた。また、優先度1〜4を重視すれば、費用は
上がるわけで、このバランスが悩みところであった。

 IT調達の実務では、目的・狙いを明記することで、より要件にマッチした提案が得られる。
一方、必要最低限の内容を提示し、その後のQA内容で、提案先の技量を見極める方法もある。
 これらRFPの作成に関しては、ITC諸氏の得意分野であり、IT調達を検討されている方々には、
一度ご検討いただければと考える。


 ちなみに、住居の最終候補は、
  A「とても近くて、少々狭いが、家具家電付の築1年の賃貸マンション」
  B「少し遠くて、とても広く、皿や掃除機まで付いた築3年の賃貸マンション」
 であり、いづれも予算オーバーではあるものの、多少賃料の安いAを調達した。
 仙台に戻る日を夢見つつ、東京生活を始めたところである。

                                   原 秀文

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ITCコラム 要件を決めるのは誰か 2015/03/01 11:33 am

いつの間にか、そういうことになってしまっていて、その渦中にいると、水を差すのも悪い感じがして、本当かなと思っていても、黙っているということがあります。

「要件を決めるのは誰か」というのも、そのひとつで、今は、ユーザということになっている感じがしますが、どうでしょうか。(*)

    (*)SEC BOOK:経営者が参画する要求品質の確保 (以降、SEC)
      (超上流から攻めるIT化の原理原則17ヶ条)
       原理原則[9] 要件定義は発注者の責任である

自分のことなのに、まかせっぱなしでよかったのかいう意味では、昔から、そうだったのかもしれませんし、JUASの「システム開発のトラブルを防止する要求仕様書とは(JUAS2008.9.28)」(以降 JUAS)でも、発注者のかかわりが多いシステムほど成功するという調査結果が発表されていて、発注者のかかわりの重要性が指摘されていますので、原則としては、その通りなのだろうと思います。
それでも、ユーザが要件を決めるのは、やっぱり難しいし、他はどうやっているのと聞かれるし、ベンダには、そこを期待しているのだからといわれるし、期待に応える必要もあるかなと思ってしまうしで、この原則は、わがままな、お客様に苦労したベンダの逆襲というような気もしています。

JUASには、業務システム仕様書の記述レベルという図表も載っており、ユーザとベンダの責任分担という欄には、次のように書かれています。

  レベル−1 ビジネス機能提示
    ユーザ側責任:RFPレベルでベンダ提案書をベースに要求仕様書を明確にしシステム構築
               (要求仕様承認の責任)
    ベンダ側責任:RFPのビジネス機能からTo-Beのあるべき姿のシステム機能を提案
               (納入/契約仕様の実現)
  レベル−2 ビジネスプロセス提示
    ユーザ側責任:既存システム再構築ではビジネスプロセス定義と既存システム仕様提示で発注
               (基本設計承認の責任)
    ベンダ側責任:提示ビジネスプロセスの改革を実現するシステム構築を実現
               (設計、納入品の瑕疵責任)
  レベル−3 業務フロー提示   (省略)
  レベル−4 個別業務処理提示  (省略)
  レベル−5 個別業務処理/データ項目提示  (省略)

ユーザとベンダの、それぞれの責任が書かれていて、レベル−1で、ベンダ側の提案行為にふれています。レベル−1の段階では、ベンダには提案する責任があり、ユーザに、要求仕様の明確化とシステム構築の責任があると読めますが、要求仕様承認の責任となっているので、提案を取り入れて、それを承認することもあるということなのでしょう。

昔、建設業のお客様から「仕様なんて、いくら説明されてもわからない」と言われたことがあります。「家を建てるときに、お客さんは仕様なんて説明されない、プロにまかせている」とも。家を建てるときには、間取りやら壁の色やら台所の設備やらについて納得のいくまで説明を受けてからハンコを押すようなので、実際は説明しているわけですが、多くのサンプルから具体的な組み合わせを示して要望にあうものを選んでもらうという作業になっているので、聞いてもわからないような仕様をダラダラ聞かせることなどないということだったのでしょう。実際に、自分が何をしたいかはわからないことが多いし、とりあえず何ができるかを聞いてからというひとが大多数で、家を建てたいという気持ちになったときに、どんな家を建てたいかは、サンプルをみて予算と相談しながら決めようと思っていて、「どんな家が欲しいですか」と聞かれたたら、とりあえず「友達が我が家のような気がする家」とか答えて、広い居間とか床暖房とかを、工務からの具体的な提案を聞いて決めるようなものです。友達が我が家のような気がするかどうかは、お客様の責任で、広い居間と床暖房を作ることが工務店の責任。

イソップ童話に「3人のレンガ積み職人」という話があります。
旅人が町を通りかかり、働いているひとに、何をしているのかとたずねると、ひとりは「レンガを積んでいます」と答え、ひとりは「壁を作っています」と答え、ひとりは「歴史に残る偉大な大聖堂を作っています」と答えたという話で、一般的には、同じことをしていても目標や知識、心の持ちようで生き方は変わるというのが教訓のようです。これを、SEの役割とか成長の寓話として記憶してしまったので、3人ともレンガ職人であることを忘れて、いつの間にか登場人物が、プログラマと設計者と発注者(職人と親方と牧師)になっていて、この話の最後は、自分のなかではこうなっています。
レンガ職人は、何個レンガを積むかを決めてもらえれば丈夫できれいにレンガを積むことができ、皆に喜ばれています。牧師さんに、何個レンガを積めばいいですかと聞くことはありませんし、どう積むのかを決めてくださいともいいません。

要件を決めるのは、やはりユーザですが、ベンダもしっかりしなければという、野暮な結論でした。

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ITCコラム 残高家計簿のススメ 2015/02/13 2:33 pm

長年サラリーマン生活を続けて来て、そろそろ老後のことを考え始める年頃になった。いわゆるセカンドライフプランを考え始めなければならない世代である。車で日本一周したいとか、学生時代に行っていた音楽活動を再開したいとか、ボランティア活動を行いたいとか様々なことを考えている人は多いだろうが、それらを行う為には経済的裏付けが絶対的に必要である。
家が自営業の方や、サラリーマン退職後に再就職や再雇用で仕事を続けて定期的な収入がある人を除いて、サラリーマン退職後の殆どの方の収入源は貯蓄と年金だけになる。株投資や借家経営等の別収入がある方も稀にいるが、年金生活の場合は限られた収入でやりくりを行わなければならない。国の年金は基本的に65歳から支給されるので、60歳で退職した場合はその迄の期間の生活費も考えなければならない。
それらの収支計画を考える上で、現在のライフサイクル収支を把握することが最初のステップとなる。贅沢をしない通常の生活で必要な費用が分かれば、収入予定と合わせることで今後の生活の通常家計プランを作成することが出来る。それが出来れば家のリフォームや冠婚葬祭等の予備費用や、趣味や娯楽で使うことが出来る費用も見込むことが出来る。
日頃から奥さんが家計簿をつけている家庭や、家庭用の会計ソフトで収支管理を行っている家庭ではすぐに現在の収支実績が分かると思うが、長いサラリーマン生活で一度も収支の管理を行ったことが無い私は、今後どれくらいのお金が必要か正直全然分かっていなかった。

今から家計簿をつけ始めても三日坊主で終わることが目に見えているので、どうしようかと思っていた時に、教えて貰ったのが残高家計簿である。これは月末に銀行口座で通帳に記帳し、その時の残高金額だけを記録して、先月の残高金額と比較するという方法である。これにより当月収支が赤字だったのか黒字だったのかが直ぐに把握出来て、数か月続けることで全体的な傾向も分かる。サラリーマンのように収入源が一か所(銀行口座で2か所程度)なら、別項目で給与所得だけを管理すれば月当たりの収支も分かるようになる。月末に記帳した残高金額をEXCELの一行に入力して比較するだけなので、月に15分もあれば作業完了となる。私のように複数銀行・複数口座でも手間は殆ど変らない。正にズボラな私にピッタリである。
車を買ったとか子供の入学で出費したとかの大きな支出や、株でまとまったお金が入ったとかの場合は備考欄に記録しておく程度でOKである。これにより通常生活に必要な費用が分かる。私のように様々なお金の出入りが最終的には銀行口座で行う人が殆どであろうから、おそらく誰でも実施出来る方法だと思う。極端に増減が激しい月があり、理由に心当たりが無い場合は、その口座の記帳内容や口座引き落としで使用しているクレジットカードの使用実績を調べれば原因が分かる。

私はこの残高家計簿を初めて三か月程度だが、自分の収支傾向が少しだけ分かってきた。大きな出費は殆ど無いが、通常生活費の金額が大きい。基本的に毎月赤字で賞与所得を次第に食いつぶしている状況で、若いサラリーマンと殆ど同じである(笑)。全体的に通常生活費を削減し、60歳定年後も、ある程度の期間仕事を続けなければ、明るいセカンドライフは迎えられないことが分かった。
私のような世代は勿論若い人でも、普段の生活の金銭管理を一度も行っていない人は、この残高家計簿、半年程続ければ自分の収支傾向が分かると思うので、一度試してみることをお勧めする。

                     白鳥 健次

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ITCコラム 「最近 興味を持ったこと(持っていること)を少し」 2014/11/29 12:22 pm

夏の暑い日、涼むつもりになって、本屋に足を踏み入れました。

購入する本が決まっている場合は、ネットで購入することも多くなりましたが、
本屋を巡っていろいろな本の題名や帯を眺めるのがとても楽しい行動なのです。

その日もあっちの棚、こっちの棚と見回っていました。
海外ミステリーが好きなこともあり、早川ミステリーがおいてある所を回ってい時に
その本に出会いました。

本の題名は
”予想どおりに不合理”
行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
原題PREDICTABLY IRRATIONAL
The Hidden Forces That Shape Our Decisions
著者は、Dan Ariely (ダン アリエリー)
行動経済学について、わかりやすく書かれている本です。

この中で、著者は
『ふつうの経済学は、わたしたちが合理的であると考える。
 つまり、決断に役立つ情報をすべて知っていて、目の前の
 さまざまな選択肢の価値を計算することができ、それぞれの選択
 による結果を何にも邪魔されずに評価できると想定している。
 〜 中略 〜
 わたしたちがくだす決断は、従来の経済理論が仮定するほど
 合理的ではないどころか、はるかに不合理だ。』
つづけて
『といっても、わたしたちの不合理な行動はでたらめでも無分別でもない。
 規則性があって予測することもできる。』
と述べています。

この本の中に、たくさんの仮説とそれに基づく実験・実験結果に対する考察が書かれています。
そのほとんどのことが「あ、それ 当てはまってる」と思ってしまい、自分の行動をいろいろと
再考させられました。


わたしたちの行動が机上で考えたように合理的でないとすると、様々な行動に関する
分析結果の解釈に関しても再考の余地があると感じるのは、私だけではないかも知れません.

金融工学やマーケティングなどの分野においては、至極当然の概念かもしれませんが、私を含めた
一般の方々は、まだまだ行動経済学的な振る舞いを理解していないのではないでしょうか?

ちょっとだけ消費行動に目を転じます。
物があふれている世の中、よい物でもなかなか売れません。
でも、「なんで売れているんだろう」と思う物・思うことがたくさんあります。
「物を売るのではなく、STORYを売れ」という、なるほど思うアプローチもあります。
それは、とてもよいアプローチだと思います。

そのようなアプローチを模索しながらでも、皆さんのお客様の行動を今まで以上に観察し、
新たな視点に立って解釈し直すことで、思いもよらない発見があるかもしれません。
小売店の方々が、自分の商店の売り上げを統計的に分析を行なう場面を考えます。
売れている原因と売れていない原因分析の結果の解釈において、今までの考察に加えて
行動経済学的視点が新たな切り口になるのではないかと思います。
そしてその考察結果をもとにした新たな顧客アプローチを行うことが大切だと思います。

実際の商売において、いろいろな実験をおこなうのは難しいことが多いとは思いますが、
行動経済学的な観点でのアプローチも考えてみてはいかがでしょうか?

文責 後藤武志

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ITCコラム 科学的アプローチについて 2014/10/10 10:34 pm

 システム思考とかロジカルシンキングとかが話題になったのはいつのことでしょうか。
経営や組織運営にITを活用する上で、課題や現状を正しく分析することが重要になります。
その際に必要になる、科学的方法論あるいは科学的アプローチとも呼ぶべき事柄について、
述べて行きたいと思います。

 よく理系と文系と言った分け方をすることがありますが、この分岐点のひとつは本コラムで述べる
科学的アプローチを理解しているか(普段から自然に使えるか)ということではないかと思います。
まず、科学の扱う対象についてですが、一般に以下の論点があるようです。

(1)論じる対象を何らかの方法で定量化できるか?
(2)論じる対象を測定することが可能であるか?
(3)再現性がある、あるいは統計的に有意とされる証拠があるか?
(4)推論過程に整合性があるか? 

例えば、定量化とか再現性という点で、心霊現象は科学の対象にならないわけです。そして、
科学的に議論するプロセスは、(観察)→(仮説構築)→(予測)→(確認)→(公表)→(評価)
というのが、標準と考えられているようです。マイケルソンとモーレーらの実験の結果(観察)から、
アインシュタインは相対性理論を考え出しました。この推論を推し進め、最終的に重力と加速度が
等価であるとする一般相対性理論(仮説)にたどり着くわけですが、この考え方はあまりに突飛で、
科学界からも直ぐには受け入れられませんでした。そこで、遠くの恒星から来る光は途中の恒星などの
重力により曲がるという予測を行い、これが重力レンズ効果として実際に観測されて、その理論の正しさが
一般的に認められるようになったということです。
 このプロセスは、私達が業務やシステムの改善で用いるP−D−C−Aサイクルに良く似ていませんか? 
物事の問題点を把握し、改善・改革して行く「仮説検証型アプローチ」はまさに、科学的アプローチ
そのものだと思います。

PLAN  = 観察(事象・課題の把握)、仮説・モデルの構築
DO   = 予測、実験、実行、フィールドでの検証
CHECK  = 確認、分析
ACTION = 評価、仮説・モデルの修正

 この実験やフィールドでの検証と確認や分析の際に、感覚的な判断をしない、事実とデータに基づいて
考える、ということが科学的アプローチとしては大切になります。
事実の把握の仕方には色々ありますが、ここでは数値データの見方や利用の仕方について特に考えてみます。
 技術的な会話と日常の会話の大きな違いの例は、血液型に関する会話です。よく、
「あの人はA型だから××だ」とか、「O型とAB型は(相性が)合わない」とか言った話をします。
日常会話を楽しむ分には良いネタですが、技術的な会話として、あるいは科学的な方法論の視点としては、
血液型による性格の差が統計的に有意差があるか否かを問題にする必要があります。ちなみに、統計的に
有意差が見られるという調査結果はほとんど無いようです。それでも、血液型による性格診断があてはまる
ように感じられるのは、多くの性格の分類型のうち該当する部分にだけ着目して見ているからです。いわゆる
バイアス(心理的な着目傾向)がかかっているからです。科学的方法に基づいてデータを分析するには、
このバイアスを排除することが重要です。具体的に言えば、たとえば品質分析を行うときに、ある作業者が
過去に不良を多く作りこんだという経験に基づいてデータを分析すると、その傾向を過大に評価してしまう
ことが起こりえます。他の要素と較べて有意差が顕著にあるか、統計的な分析のアプローチが重要となります。
 同じようにデータの客観的な把握の重要性を示す例として、乗り物などの危険度合いを見てみます。
皆さんは航空機と自動車でどちらが事故などによる危険性が高いと思うでしょうか。冷静に自動車の方が
危険性が高いと判断される方もいると思いますが、自分で乗るとなると航空機の方が感覚的に怖いと思う人も
多いと思います。この危険性を「死亡リスク(人口10万人あたりの年間の死亡者数)」で計ってみると、
自動車交通事故が9人なのに対し、航空機事故は0.013人と1000倍近い開きで、航空機の方が安全と
いうことになります。

 数値情報を極めて雑音なく収集する(臨床データを収集する)方法として、二重盲検法があります。
特に医学の分野で、薬や治療法などの性質を、医師(観察者)からも患者からも不明にして行う方法です。
プラセボ効果(プラセボ(片栗粉などを固めて作った擬薬)を処方すると、薬効が無いのに患者が効くと信じる
心理的な影響で症状の改善が起こるという現象)を排除して臨床データを収集する方法ですが、プラセボと
試験薬を2つの患者群に、医師も患者もどちらを処方されているかわからない状態で投与します。これによって、
医師(観察者)のバイアスをも排除してプラセボと試験薬との薬効の統計的有意差を把握することが可能になり
ます。IT活用の場面では、このような臨床試験は難しいかもしれませんが、ここまでの厳密性を追求すると
ITの分野も本当のエンジニアリング対象になると思っています。今はエンジニアリングではなく、職人業の世界
に近いかもしれません。

 
 事実は客観的なデータで把握し感覚的に判断しない、ということが大切であると述べて来ましたが、何かを
始める時や何かに着目する時、もしくは関係者間で合意を得る時、直感的な判断は良くないと言っている
わけではありません。直感的な判断が画期的な解決法や技術革新などのブレイクスルーに繋がることは良く
有ります。 大切なのは直感的な判断の裏づけを、客観的なデータの把握や、これまで述べて来た科学的
アプローチで行うことが重要と言いたいのです。これを上手く使い分けると、ITの導入も上手く進むと私は思う
のですが、いかがでしょうか?   


by 庄司

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ITCコラム そういうふうにできている 2014/05/31 11:29 am

 ある旋律やことばが頭の中に浮かんで消えなくなることがあります。似た話を時折、見聞きしますので自分だけではないのだと安心するやらガッカリするやらですが、同じような場面や状況では同じ旋律や言い回しが浮かびます。昔、仙台の黒松という地下鉄沿線のまちにいて今も地下鉄で北に向かい黒松をすぎて地上にでるあたりで、クロマツガモナカということばが頭に浮かんで消えなくなります。仙台には有名な最中屋さんがあり、その店名だと思っていましたが、パソコンで検索してみたら本当の名前は少し違っていました。検索しているときに浮かぶ言い回しもあります。新しいプログラム言語に取り組むときに昔は書店に行って厚い解説本を買い、hello world と画面に出力していましたが、今は検索してサンプルをコピペして動かします。プログラムのコードを見ていると、このサイトのコピペだなとだとわかるときがあり、うれしい気持ちになりますが、もし著名な研究者の卒業論文などにコピペを発見できたら、さぞかしうれしいだろうと思います。困ったときにも検索して解決します。そのときに、そういうふうにできているという言い回しが浮かんで消えなくなります。さくらももこさんだった思いますが、人間というものは、結局、そういうふうにできているという感慨を述べた文章を読んだ記憶があり、それ以来のことです。頭に浮かぶのは、困ったことを質問すると回答が返ってくるというサイトを読んでいる時で、そこには、必ず行われる儀式のようなやりとりがあります。

・もっと詳しく書かないとわからないでしょう
・使っているデータベースや言語などのバージョンを書くのが常識でしょう
・マニュアルやサイトを検索して自分で調べましたか

投稿のルールやシステム開発者としての心得に関する説教を一通り聞いてからでないと回答をもらえないのです。初心者なものでと書いたら、わからないから聞いているのだから、そんなにへりくだる必要はないと回答されてしまっているひともいました。自分が調べたことを、こつこつと書いてWEBに残してくれる人達がいて、どれほど助かっているかわかりませんし、オープンソースやウィキペディアなどをみても、人間は何かを作りたい表現したいというふうにできているのだなと感じます。そして、ひとに説教したくなるようにもできているのだなと。皮肉なのはルールを説くひとの回答は、あまり役に立たないことが多いことです。質問をしているひとと同じように困ったひとは、何に困っていて何を知りたいのか、すぐわかるので、役にたつサイトのURLだけ投稿してくれますし、こうしたらと書いてくれます。お酒をのむと説教するひとが多くなりますが、情報空間では皆がお酒を飲んでいるようです。お酒の席での説教と同じで、説教も決して悪いと思ってはいないのですが、困って検索しているときに同じようなやり取りを何度も読まされるので、そういうふうにできているという言葉が浮かんで消えません。きっと成熟度があがると、酒の席と仕事の席で振る舞いが変わるように情報空間のなかも変わっていくのだろうと思いますが、新しい空間では、また、同じような状況が発生するのでしょう。人間はそういうふうにできているので。
困りごとがそのサイトで解決することも多く、自分も回答できることはしたいと思っていますが、結局、困ったとき以外に、そのサイトをみたことがありません。回答してくれる人達は、困っていないときにもサイトをみているという数少い貴重なひとたちで、、まさか説教しているひとは同一人物とか。身もふたもないことを思いついてしまいした。この辺にしておきます。

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ITCコラム ノー・スマホ・デーの提案 2014/04/14 11:38 pm

4月は華やかな雰囲気が漂います。
私の所属する宮城大学でも新入生が入ってきて、キャンパスは急に賑やかになりました。みなさんの会社でも新入社員が入り活気づいていると思います。

今年の新入生に「スマホを使っているか?」と聞いたら、9割ぐらいがスマホを持っており、そのほとんどがLINEを使っていました。これまで、学生たちとの緊急連絡は携帯メールを使っていましたが、昨年ぐらいからLINEのグループに変わりました。変化は早いものです。ご存じのように、LINEが生まれたのは東日本大震災の直後です。これからは、”親密な人とのコミュニケーションが大切になる”との予想から生まれたサービスです。

スマートフォンは、私たちの生活にとって不可欠なデバイスになりつつあります。朝起きたらメールと共にFacebookやTwitterをチェックし、次にニュースまとめ読みサイトを見る。外出するときは、行き先案内で電車の時間をチェックし、天気はウエザーニューズで確認する、料理を作るときはクックパドを見る、などなど・・、きりがないですね。まさに、スマホがなければ1日が始まらず、スマホがないと外出もできない、”スマホ依存症”ともいうべき状況に陥っています。

新しいサービスやデバイスが登場することによって私たちの生活スタイルが変わることは今までも多くありました。それ自体は社会変化の一側面なので否定したり拒否しても始まらないのですが、あまりに急速な変化はいろんなところでひずみをもたらします。

私自身も、最近こんな経験をしました。家族と旅行していたとき、私はいつも通り、時間が空いたらスマホをチェックしていました。これはほとんど習慣化しています。しかし、一緒に旅行している家族にとって、それは許しがたい行為だったのですね。ついに切れられて、その後の会話はありませんでした。。

■ 大切な時間を無駄にしないために

最近話題になっている、コカコーラのコマーシャルがあります。「大切な時間をスマホで無駄にしないためのコカ・コーラの秀逸なソリューションとは」
http://uploadmag.com/archives/4940

”首を30度上げるだけで世界が広がる。ネットの世界もいいけど、リアルの世界の方がもっと魅力的だ。”という内容です。

■ 週1日は、ノー・スマホ・デー

そこで、提案です。週に1日は、ノー・スマホ・デーにしましょう!スマホを持たずに家を出ると、忘れていた世界が見えてきます。スマホを捨てろとは言いません。スマホを窓口としたバーチャルの世界は、私たちの生活の一部となっており、それを拒否することは出来ません。

かくいう私も、1日だけノー・スマホ・デーを実践しましたが、その後はなかなか実践できていません。勇気がいりますね・・・

宮城大学 事業構想学部教授 藤原正樹

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ITCコラム センス オブ プロポーション 2014/01/29 3:19 pm

遅ればせながら・・
新年あけましておめでとうございます。
あっという間に平成も26年目に突入ですね。
今年もITCみやぎをよろしくお願いします。

年末年始の休みに、昨年末にベストセラーにもなった、「金遣いの王道」 (林 望・岡本 和久 共著 日経プレミアシリーズ)を読みました。帯広告の「なぜあの人の高いスーツは下品なのか?」という言葉にも乗せられて。

もともと岡本和久さんは日興証券に入社され、証券アナリスト・ストラテジストを経て、バークレイズ・グローバル・インベスターズの日本法人初代社長に就任された方で、同社を年金運用資産額業界トップにまでの押し上げた、辣腕の投資専門家です。

いえいえ、私に投資できるお金があるわけでも、最近流行のNISAに目覚めて「今年こそ投資を始めよう!」と思っているわけでもありません。以前岡本さんの著書「賢い芸人が焼肉屋を始める理由」という本にあった言葉に、「あれ?思ったのと違う・・・」とギャップを感じ、そこに惹かれたからでした。

「おカネ持ち」より「しあわせ持ち」になろう!

 おカネの増やし方を薦めてるじゃないんだ・・・?あれ?と。 

「しあわせ持ち」の話は後にして、まずは件の書籍の帯広告のお答え。

なぜあの人の高いスーツは下品なのか?
それは“センス オブ プロポーション”(身の丈に合った買い方)ができていないからだそうです。身の丈に合った買い方といっても分相応といったような日本的な清貧の考え方のススメではありません。
 
 ・値段で買わない
 ・流行で買わない
 ・自分の価値観で買う
 ・借金をしてまで買わない

という本当の自分を知った上で、自分ありきでの買い方と言えるかもしれません。誰々が持っていてうらやましいから、みんなにいいね!と言われたいから・・・など身の丈を無視した自分不在の買い物をしないように、というのが真意のように思います。

 さて、ちょっとITコーディネータらしい話をしてみます(笑)

最近、ある農場経営者の方、Oさんとディスカッションする機会がありました。Oさんはもう30年以上前から、本当に体に良いものを食べてもらって、食べた人に幸せになってほしい!という思いで、試行錯誤しながら野菜を作ってこられました。(御馳走になった生のニンジンの甘いこと甘いこと!)

Oさんの農場には、本当にITに頼っていません。帳簿も最近まではノートで、ネット販売も主催者に乞われてちょっと販売してあげている程度。HPも持っていらっしゃらないので、購入したいときは電話かFAXで!
でも他にないくらい素晴らしくおいしいその野菜は、地元レストランにもブランド野菜として卸され、自らも6次産業化に着手し始めていらっしゃいます。学びたいという若手には無償で指導し、福祉施設の方にも働く場を提供し、すばらしい農場を経営されています。

ディスカッションの場にはIT技術者が大勢いまして、最近流行の農業ICTの話ひとしきり。

・ハウスの中の温度湿度、肥料管理も、センサーが感知して自動化できます!
・過去の作付データやら収支をデータとして蓄積し、戦略的な生産計画を!
・多品種少量生産にはノウハウの蓄積と作業の標準化が必要です。テンプレートにしてすべての作業を見える化し、誰が作業しても高品質のものができるようにすべき!
などなど。

 Oさんは、「まさに自分たちが手つかずだったところです。もっとITに力を入れていかなければならないと感じました」と心底感心してくださいました。

 その様子を見ていた私が思い出したのが、前述の岡本さんの言葉“センス オブ プロポーション”という言葉です。
 
 待て待て、そんなシステム、数千万、もしくは億単位になるんじゃない?センサーやハウスまで建てたら「どんだけ〜?(古っ!)」

 確かに農業ICTは昨今の流行で、大手ベンダが次々とソリューションをアピールしています。でもそれは、いわゆる工場型の農業にこそフィットしますが、Oさんの農場のように、誰もつくったことのないような珍しい野菜をあーでもない、こーでもないと試行錯誤しながら作っている農業に本当に必要なのかどうか?第一、そんなシステムを導入したって誰が運用するの?息子さんもIT好きじゃないっておっしゃってるのに・・・。

 というわけで、懇親会でOさんにこっそり「ITなんてそんなになんでもできるわけじゃないんですよ。無料のソフトっていうのもたくさんありますから、まずお試しで使ってみてから・・・」と耳打ちしてしまいました。商売にはなりませんけどね(笑)
 
 ということで、ITの導入にも、自分本位での買い方、「センス・オブ・プロポーション」が言い得て妙だなぁと感じたお話でした。

 最後に、岡本さんの著書で「しあわせ持ち」とは?という言葉がありましたので紹介します。

「しあわせ持ち」にいたる「6つの富」
 .侫.ぅ淵鵐轡礇襦Ε▲札奪函紛睛算饂此
 ▲侫ットネス(健康)
 ファミリー(家族)
 ぅ侫譽鵐鼻瞥Э諭
 ゥ侫.鵝奮擇靴漾趣味)
 ゥ侫ランソロピー(社会貢献)

 今年の私の目標は、このうち3つ以上の「富」を得るために“何か”を始めること!です。

wrote by Rie Sekiguchi

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